観光拠点に併設された本格ブルワリー
レストラン「麦の楽園」に併設されているブルワリー
栃木県宇都宮市の滞在型観光拠点「道の駅うつのみや ろまんちっく村」の敷地内にあるブルワリーは、観光施設の一角でありながら本格的なクラフトビールづくりを行う醸造所として知られています。
ビール製造の様子はレストランから見学できる
広大な園内には天然の温泉や農産物直売所、レストランなどが揃い、立ち寄り所としてはもちろん、1日フルで楽しめる複合施設ですが、その中でもブルワリーは宇都宮の食文化を支える存在として独自の魅力を放っています。地元の人々にとっては日常の延長にある一杯、観光客にとっては旅先で出会う特別な味。その両方を成立させている点が、このブルワリーの大きな特徴です。
地元の恵みを活かしたビールづくり
素材の違いを確認中
ろまんちっく村ブルワリーでは、地元の農産物や情報を活かしたビール造りが行われています。仕込み水には宇都宮市の良質な水道水を使用し、安定した品質と清らかな水質を活かしながら、麦芽やホップの個性を引き出す設計がされています。
丁寧な工程が生み出すクリアな味わい
丁寧な作業が大事
ビールは、麦芽の粉砕から始まり、糖化、ろ過、煮沸、発酵、熟成という複数の工程を経て完成します。特に大切にしているのが、仕込みの段階でどのような麦汁をつくるかという点です。
麦芽からどのような甘みや旨みを引き出すか、ホップの香りや苦みをどのタイミングで加えるかによって、ビール全体の味わいの骨格が決まります。
道の駅に本格的な設備が!
こうした工程を経ることで、雑味の少ないクリアな口当たりと、素材の風味がしっかり感じられる良質なビールに仕上がります。施設内では醸造設備を間近に感じられることもあり、単に飲むだけでなく、どのように造られているかを体感できるのも、ろまんちっく村ブルワリーならではの楽しみ方です。
好みで選ぶ、個性豊かなラインナップ
豊富なラインナップ
ろまんちっく村ブルワリーの魅力は、バリエーション豊かなビールのラインナップにもあります。まず「麦太郎」または「麦次郎」は、すっきりとした飲み口とバランスの良さが特徴で、クラフトビール初心者や軽やかな味わいを求める人におすすめの一杯です。どんな料理にも合わせやすく、最初の一杯としても選びやすい存在です。
一方「黒ビール」は、焙煎麦芽による香ばしさとコクのある味わいが魅力のビールで、ゆっくりと味わいたい人や肉料理と合わせたい人にぴったりです。そして見逃せないのが「餃子浪漫」。宇都宮餃子会と共同開発されたこのビールは、カラメル麦芽の上品な香ばしさと麦の旨みが特徴のメルツェンタイプで、餃子のジューシーさを引き立てる設計になっています。“餃子の街・宇都宮”らしさを象徴する一杯として、多くの人に支持されています。
体験として楽しむクラフトビールの時間
餃子や旬の食べ物にぴったりなビールがつくられる
ろまんちっく村ブルワリーの魅力は、単にビールを醸造する場所にとどまらず、「体験」として楽しめる点にあります。醸造工程を知り、味の違いを感じ、自分の好みに合った一杯を見つける。その過程そのものが、クラフトビールの楽しさです。さらに、施設内のレストランやフードコートで提供される料理と組み合わせることで、味わいはより一層広がります。
特に宇都宮名物の餃子との相性は抜群で、「餃子浪漫」との組み合わせは訪れた際にぜひ試したいところ。観光の途中に立ち寄る一杯としても、ビールを目的に訪れる場所としても成立するこのブルワリーは、宇都宮の新たな魅力を感じさせてくれる存在です。