日本の食文化を発信「食と本と人をつなぐ」第3弾イベント開催12/3

有隣堂(横浜市中区)と紀文食品(東京都中央区)は22日、2022年12月3日(土)に、「誠品生活日本橋」にて、小説シリーズ「婚活食堂」で知られる作家 山口恵以子による「おせち料理」作りと、紀文食品による「かまぼこの飾り切り」の実演すると発表した。

本企画は、「食と本と人をつなぐ」をテーマとし、小説を媒介として、日本の食文化を発信することを目的とする3ヵ月連続企画の第3弾です。

 

「食と本と人をつなぐ」

今回の3ヵ月連続イベントは、小説に登場する料理にまつわるトークショーや試食会を実施することで、本をきっかけに、日本の食文化を楽しんでもらうことを目的としています。

山口先生の小説「婚活食堂」の舞台になっている「めぐみ食堂」の代表的料理である「おでん」を提供するイベントを実施するにあたり、おでん具材を製造する紀文食品が本イベントの目的に賛同し、ともに企画を進めました。

「おでん」や「おせち料理」といった日本の食文化の発信を通じて、人々が集い、食事をすることの楽しさを感じてもらうために書店、作家、食品メーカーが協力するイベントの開催に至りました。

 

山口先生のご家庭で実際に作られている「おせち料理」を実演

3ヵ月連続企画の最後となる今回は、日本の伝統的な食文化である、「おせち料理」を山口先生ご自身による調理の実演を行います。
今回は、ご家庭で毎年作られているおせち料理の中から、「鶏のガランティーヌ」と「鮭なます」の2品を作ります。

鶏のガランティーヌ
鮭なます

 

「婚活食堂」に登場する料理のレシピカードも配布

小説「婚活食堂」シリーズに登場する料理の中から、縁起のいい食材をつかった3種類のレシピを掲載したカードをイベント参加者に配布します。

<レシピカード掲載内容>

・料理名 :白子とゆり根のシガール
・縁起のいい食材:ゆり根
・食材の持つ意味:花びらのように鱗片が重なる形状が、「歳を重ねる」に通じるとされています。
・「婚活食堂」登場巻:4巻


・料理名 :煮豚
・縁起のいい食材:豚肉
・食材の持つ意味:「豚」の音読みが「トントン拍子」を連想させます。
・「婚活食堂」登場巻:5巻


・料理名:ホタテのピカタ
・縁起のいい食材:ホタテ
・食材の持つ意味:扇を開いたような末広がりの殻で縁起が良い貝。漢字で書くと帆立。「順風満帆」にも通じます。
・「婚活食堂」登場巻:6巻

 

紀文食品による「かまぼこの飾り切り」も実演

紀文食品のクッキングコミュニケーターが、来年の干支の「うさぎ」、華やかな「くじゃく」の飾り切りを実演します。
また、下の写真のような「十二支の飾り切り」の展示コーナーがあります。

かまぼこの十二支の飾り切り

 

第3弾イベント概要

・イベント名:トーク&クッキングイベント「婚活食堂」著者 山口恵以子さんが作る「山口家のおせち」と紀文食品の「かまぼこの飾り切り」
・開催日時:2022年12月3日(土)11時30分~13時00分(終了時間は変更の可能性あり)
・会場:誠品生活日本橋「COOKING STUDIO」
・内容:山口家の「おせち料理」を山口先生自ら実演していただきます。また、お正月に向けて、紀文食品による「かまぼこの飾り切り」の実演をご覧いただけます。
・参加費:500円(税込)
・申込方法:下記のURL先であるイベント申込サイト「Peatix」よりお申込みください。

▶申し込みはコチラ

※お申し込み期限:2022年12月2日(金)18時00分まで
※新型コロナウイルスの感染状況により、イベントもしくは試食が中止・試食内容が変更になる可能性がございます。

 

参考資料

<山口恵以子プロフィール>
1958年、東京生まれ。プロットライターとして活動後、2007年、「邪剣始末」で作家デビュー。2013年、「月下上海」で松本清張賞受賞。
主な著書に「食堂のおばちゃん」、「婚活食堂」シリーズ、「恋形見」、「ゆうれい居酒屋」などがある。

<「婚活食堂」とは>
女将の恵が1人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。
元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2022年11月現在、PHP文芸文庫から8巻まで刊行中。

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