大人の休日に! スヌーピーミュージアムの見どころベスト3と番外編

町田にあるスヌーピーミュージアムは、アメリカのカリフォルニア州にあるシュルツ美術館のサテライトミュージアムです。

東急田園都市線の南町田駅を降りるとスヌーピーがお出迎えしてくれます。改札口を出てからスヌーピーミュージアムまでは徒歩5分程度。エントランスには係員が立ち、ミュージアムというよりテーマパークの雰囲気があります。今回はスヌーピーの世界観に浸れるスヌーピーミュージアムの見どころをベスト3でお伝えします。

■ベスト3:レベルが高いおみやげがたくさん「ブラウンズストア」
スヌーピーミュージアムは3階建てです。入場すると係員がエレベーターで2階または3階の展示スペースまで案内してくれます。訪れた日は町田市の小学生が校外学習で来館していたため、小学生と合流しない階から鑑賞することになりました。小学生が来館しているときには、係員が館外で「小学生が見学中ですが、よろしいですか」とひとり一人声をかけています。

1階はグッズ販売をしている「ブラウンズストア」で、広い店内にはスヌーピーグッズがたくさん並んでいます。レジは8台ほどが並び、混雑時にも対応できるようです。スヌーピーミュージアムでしか手に入らないグッズも多く、グッズによっては購入点数が制限されているものもあります。

スヌーピーミュージアムで販売されているグッズは200円程度から数千円と価格帯が広く、グッズのレベルがとても高いです。例えば、スヌーピーミュージアムのマークが入った4色ボールペンは有名なブランドBicのものでフランス製です。スヌーピーが瓶全体に描かれた蜂蜜は、カナダの大草原で育ったクローバーから採取されたもの。そして、購入した商品を入れる紙袋にはスヌーピーの作品が描かれています。鑑賞したあとは、ブラウンズストアで見た目も中身も魅力的なおみやげを探してみてはいかがでしょう。

■ベスト2:本物の迫力「スヌーピーの原画」
展示スペースの大部分は、スヌーピーの原作者であるシュルツ氏が描いた作品が展示されています。展示作品は、原画と複製画が混在していますが、原画が持つ迫力はフレームの外まで伝わります。紙を切り貼りしたあとやインクの盛り上がりまで間近でみることができるのです。原画や複製画には、英語でセリフが書き込まれていますが、フレームの下には谷川俊太郎氏による日本語訳があるため、英語が苦手な人でも大丈夫です。

スヌーピーは、キャラクターたちのかわいさだけでなく、哲学的な内容も大きな魅力です。ひとつひとつじっくりと読んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。スヌーピーに登場するキャラクターはひとり一人に個性があり、ミュージアムを後にするころにはお気に入りのキャラクターや自分に似ているキャラクターがみつかるのではないでしょうか。
作品は木製のフレームに入っているものと設置された台に展示されているものがあります。よくみてみると、台はスヌーピーの小屋の形です。

■ベスト1:現代美術を感じる「プロジェクションマッピングの展示」
スヌーピーミュージアムには、プロジェクションマッピングを使った展示が2か所あります。
1か所目は、真っ白い部屋で行われるスヌーピーたちによる「ウェルカムショー」です。天井に設置された4台の機材が部屋全体に映像を映します。真っ白い壁には凹凸があり、ショーは凹凸と映像そして音楽を使って行われます。3分ほどの短いショーですが、スヌーピーのかわいさと世界観が一番感じられる空間です。部屋全体に映像が動くため1度見ただけでは見逃してしまう部分があります。入れ替え制ではなく何度でもみることができます。みるたびに違った楽しみがある場所ですね。

2か所目は、シュルツ氏がスヌーピーたちを描く手元を映しています。スヌーピーミュージアムでは、ほとんどの展示スペースで撮影可能でしたが、この展示は撮影不可となっていました。白い台には、シュルツ氏の手が写しだされ、作品が完成するまでをみることができます。シュルツ氏の手には色鉛筆のような太めの筆記具が握られ、迷うことなく1本の線でスーッと一気に描きます。
ミュージアムというと壁に固定された展示を鑑賞するスタイルが一般的です。しかしスヌーピーミュージアムには、プロジェクションマッピングや大きなスヌーピーと一緒に撮影することで作品を自分なりに楽しむ現代の楽しみ方があります。

■番外編:新しい時代に生まれ変わる「ウッドストック・ルーム」
ウッドストックとは、スヌーピーに登場する黄色い小さなキャラクターです。ウッドストック・ルームは黄色の部屋で中央には黄色いフワフワのイスがあります。通常なら、スヌーピーの書籍が並び、自由に手に取ってみることができました。今は感染対策のため書籍はありません。現在のウッドストック・ルームは少し寂しそうですが、新しい時代に向かって改装工事が行われます。

■おわりに
スヌーピーミュージアムは、スヌーピーのファンだけでなく、作品を読んだことがない人でも世界観がわかる展示がされています。家族で楽しむことはもちろん、心に響く言葉やスヌーピーの愛らしさにゆっくりと浸れる大人の休日にもピッタリなミュージアムではないでしょうか。

▼スヌーピーミュージアムHP
https://snoopymuseum.tokyo/s/smt/?ima=0000

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