横浜市港北区、「産婦人科/小児科オンライン」2022年度も継続実施

Kids Public[キッズ パブリック](東京都千代田区)は9日、横浜市港北区において、同社が運営する「産婦人科オンライン」及び「小児科オンライン」を、2022年4月28日より横浜市港北区の住民向けサービスとして提供開始したと発表した。

「産婦人科・小児科オンライン」は、2018~2021年度に実施された横浜市港北区をフィールドとする社会実証実験に採択されており、複数回の実証実験における成果を元に2022年度も港北区で継続実施することとなりました。

■導入の背景

横浜市では、ソーシャルインパクトボンド(Social Impact Bond:SIB)モデル事業として港北区をフィールドに以下の期間、「産婦人科/小児科オンライン」を実証実験として導入していました。
これまでの複数回の実証実験において実証した結果を評価いただき、2022年度も港北区で継続実施することとなりました。

・2018年10月~2019年1月
「0歳児を育てる保護者の子育て不安軽減への貢献を評価」

事業名:横浜市ソーシャル・インパクト・ボンド (SIB)モデル組成等委託業務

港北区在住の0歳第一子を育てる家庭向けの子育て支援サービスとして、「小児科オンライン」を提供しました。スマートフォンで小児科医に気軽に相談できる環境を作り、その満足度の評価を行いました。

結果:93%の利用者が、小児科オンラインの利用によって子育て不安が減ったと回答しました。

詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。

▼『横浜市「LINEで小児科医に相談事業」子育て不安軽減を検証』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000019477.html

・2019年8月~2020年2月
「妊娠中から産後までの切れ目ないサポートに拡大し、産後うつ病リスク軽減を評価」

事業名:横浜市ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)事業の組成に向けた検討調査委託

港北区所在の産科を取り扱う協力医療機関において、2019年8月5日から2019年10月31日の間に妊娠後期の妊婦健診を受けた妊婦の方(妊娠35週~37週)を対象としてサービスを提供しました。
オンラインで気軽に専門家に相談ができる環境を提供することで、育児や子どもの健康不安、母親の産後うつのリスク軽減効果を検証しました。

結果:オンライン医療相談によって、95.6%の利用者が「相談サービスの利用により子育ての不安が減った」と回答しました。
また、98.5%が「相談サービスの利用により子どもの健康に関する不安が減った」と回答しました。

産後うつスクリーニング調査については、産後2ヶ月時点での陽性者(エジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale:EPDS)で最高30 点のうち9点以上だった人)は11.9%でしたが、産後3ヶ月時点での陽性者は3.6%に減少していました。
さらに、「本サービスのような子育て支援があることにより子育てしやすい街だと思う」と回答した利用者は98.5%にのぼりました。

・2020年9月~2022年2月
「ランダム化比較試験によって産後うつ病高リスク者相対的に33.5%低下を実証」

事業名:民間資金を導入したSIBモデル事業

妊娠期から特に不安が強くなりやすい産後4か月までの妊産婦に対して「産婦人科/小児科オンライン」を提供しました。オンラインで気軽に専門の医師、助産師に相談ができる環境を提供することで、母親の産後うつのリスク軽減効果を検証しました。

結果:妊娠中からのオンライン医療相談の提供によって、産後3ヶ月時点での産後うつ病高リスク者を相対的に33.5%低下させたことが示されました(ランダム化比較試験)。

詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。

▼「横浜市で初となるSIBモデル事業に産婦人科・小児科オンラインが参画致します」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000019477.html

横浜市港北区での複数回の実証実験において示された結果を評価いただき、今回、産婦人科オンライン・小児科オンラインを2022年度も継続実施することとなりました。

 

■Kids Public代表 小児科医 橋本直也 コメント

妊娠、出産、子育てで誰も孤立しない社会の実現を目指し、産婦人科オンライン、小児科オンラインを運営してきました。
この度、その想いへの共感のもと、これまで実証実験のフィールドを提供してくださったこと、そしてそこで得られた客観的なエビデンスを根拠に、自治体施策として採用いただいたこと、改めて港北区の皆様へ心より感謝申し上げます。

1つ1つの実証実験から得られた知見を元に検証方法の精度を徐々に上げ、最終的にはランダム化比較試験という最も客観的な評価を実施することができました。
そして、その根拠を持って2022年度も継続実施することとなりました。

今回のプロセスは、日本におけるEBPM実践のモデルになると確信しています。
「人を健康にするかもしれない」ではなく、「人を健康にします」と言い切れる施策として、これからも産婦人科オンライン、小児科オンラインの自治体導入を進めて参ります。

 

■お問い合わせ先

株式会社Kids Public 広報室(担当:春山)
https://kids-public.co.jp/

・所在地:東京都千代田区神田小川町1-8-14 神田新宮嶋ビル4階

・TEL:03-6206-8803

・E-Mail:contact@syounika.jp

・設立日:2015年12月28日

・代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)

・事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う

■遠隔健康医療相談サービス

「小児科オンライン」https://syounika.jp/

「産婦人科オンライン」https://obstetrics.jp/

・医療メディア
「小児科オンラインジャーナル」https://journal.syounika.jp/

「産婦人科オンラインジャーナル」https://journal.obstetrics.jp/

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